新番組【グッド・ドクター】でサヴァン症候群の青年・山崎賢人が小児科のドクターを演じています。
サヴァン症候群ってどのような症状でしょうか?そして山崎賢人主演の【グッド・ドクター】をご紹介します。
サヴァン症候群
サヴァン症候群とは知的障害や発達障害などのある者のうち、ごく特定の分野に限って優れた能力を発揮する者の症状を指します。
突出した天才的な能力を持っているのです。凡人から見ればとても羨ましい能力ですが、事実はそんな甘いものではないようです。
サヴァン症候群、その突出能力の例です。
・ランダムな年月日の曜日を言えたり、素数と約数を瞬時に判断できる。
・書籍や電話帳、円周率、周期表などを暗唱できる。内容の理解を伴わないまま暗唱できる例もある。
・航空写真を少し見ただけで、細部にわたるまで描き起こすことができる(映像記憶)。
・音楽を一度聞いただけで再現できる
と、普通でないことは確かですが、人とのコミュニケーションがとりにくかったり、通常の学習が出来なかったりといった障害がみられます。
【グッド・ドクター】では山崎賢人扮する新堂湊医師が、着任早々、病院のスタッフや入院患者の個人情報をスラスラ口にしたのも一度見たものを正確に記憶するという特徴をだしています。
しかし、子供に直接再手術を伝えたり、「このままでは死んでしまう」と患者の前で叫んだりとか、確かに人の感情にたいする繊細さはないようです。
サヴァン症候群というと、1988年映画『レインマン』でダスティン・ホフマンが2014年ドラマ「ATARU」で中居正広がサヴァン症候群を
持った役を演じました。
特定の分野に限り優れた特殊な能力を発揮するサヴァン症候群という自閉症状に、世間の関心を向けたドラマでした。
山崎賢人のグッド・ドクター
山崎賢人は天性の自閉症スペクトラム障がいを持つ、天才サヴァン症候群の新堂湊役。
新堂湊が小児外科医に決心をしたのは子供のころ。
兄との出来事で町の診療所の医師・司賀明と出会います。
司賀明のもとに通い始め、7歳ですでに人体の器官を全て暗記してしまいます。
その後、東都大学医学部を首席で卒業し、東郷記念病院の院長なっていた司賀明に、東郷記念病院の小児科医にレジデント(後期研修医)として招かれます。
しかし、自閉症の医師ということで他の医者からは拒否反応を示され冷たく当たられます。
初回はちょっと見ていて気持ちがつらくなりました。
高山誠司(藤木直人)小児外科主任の「お前は出ていけ!」「お前は医者失格だ」の罵声!他の医者からの冷たい態度…、
唯一、看護師の橋口太郎(浜野謙太)が、新堂湊の言葉を信じ、とんでもない行動で子供を手術室まで運ぶ姿に「ありえない」と思いつつも気持ちがホットしました。
まとめ
山崎賢人のグッド・ドクターから天才サヴァン症候群をご紹介しました。
グッド・ドクターは実話ではないようですが、特殊能力のサヴァン症候群を持った医者や研究者は存在するようです。
サヴァン症候群という障害を抱えた医師がどのように成長し、認められていくのか見ていきたいと思います。