2018年平昌五輪のスノーボード・スロープスタイル/ビッグエア出場選手をご紹介します。
スロープスタイルは、2014年ソチ大会から冬季オリンピック種目に採用されたスノーボード、フリースタイルスキーの競技。
コースにアイテムと呼ばれる障害物や、ジャンプ台などが配置されたコースを滑走しながら空中技を繰り出す競技です。
アイテムは、箱型をしたボックス、手すりの形をしたレールなどの人工的に作られた障害物で、ジャンプ台は通常3~4台が設置されます。
演技だけではなく、総合的な滑走技術が採点対象となります。
ビッグエアは、大きなジャンプ台を飛んで空中で見せる回転技の難易度や完成度(高さや距離、空中姿勢)を競うスノーボード、フリースタイルスキーの競技。
高さ49メートルのところからスタートし、ほぼ壁のような感覚の最高斜度40度の斜面を急降下しジャンプ台に向かう。
飛びながら回転して技を競うのです。ジャンプの飛距離は、36メートル以上にも達します。
高さ49メートルから斜度40度の斜面です。
その直角に近い斜面を急降下するのです。
スキーの経験がありますが、想像しただけで足が震えます。
スノーボード・スロープスタイル/ビッグエア出場選手
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出場する選手は、スロープスタイルと共通です。
つまり、スロープスタイルに出場できる選手は、そのままビッグエアーにも出場できるます。
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広野 あさみ
本名 :広野 あさみ |
兄の影響で、滑川高等学校卒業後にスノーボードを始めています。
全日本ウィンタースポーツ専門学校進学後にスノーボードクロスにてプロ資格取得。
2017年のアメリカのマンモスで行われたワールドカップでは、8位入賞
数々の世界レベルの大きなコンテストで多くの成績を残している。
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岩渕 麗楽
本名 :岩渕 麗楽 |
スノーボードをしていた両親の影響で4歳の時に始めます。
小学校2年では初めて大会に出場、予選落ちとなる。
中学1年でプロ資格を取得
2014年スロープスタイルでスノーボードナショナルチームの強化指定選手に選出されました。
今季2017年米コロラド州コッパーマウンテンでのビッグエアでW杯で初優勝を飾り、
2018年米国遠征では冬季Xゲームのビッグエアで銀メダルを獲得しました。
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鬼塚 雅
本名 :鬼塚 雅 |
5歳のときに福岡市内の室内練習場ではじめてスノーボードを始める。
小学校1年のときに初出場の国内大会で初優勝を果たします。
2015年、スノーボード世界選手権女子スロープスタイル大会初優勝。
8歳で大手用具メーカーとスポンサー契約を結び、世界を転戦してきました。
スロープスタイルでは、15年世界選手権で日本女子初の金、17年は銅で2大会連続表彰台。
ビッグエアは2017年11月のW杯北京大会、12月のW杯ドイツ・メンヘングラッドバッハ大会の2大会連続2位など通算3度のW杯表彰台。
2016年9月7日、本田圭佑の所属事務所「HONDA ESTILO」とマネジメント契約を結んでいます。
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藤森 由香
本名 :藤森由香 |
実家がスノーボード店で従業員に教えられスノーボードを小学1年生のころから始めています。
2006年トリノオリンピックで正式種目となったスノーボードクロス初の日本代表で7位入賞以来、4回目の五輪。
今回は2015年に転向したスロープスタイルとビッグエアで挑戦。
2018年の平昌オリンピックを最後に第一線を退く意向を発表しました。
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國武 大晃
本名 :國武 大晃 |
日本選手団最年少代表です。
父は、クワガタのブリーダーとして業界の有名人。
雪山の経験は1,2歳の頃。
家族でスノボをしようと、お父さんが提案したのがきっかけです。
大晃君三歳の時に初めてスノボを始めました。
週末に両親の運転で、岐阜や新潟のスキー場に車で通って練習しました。
父がコーチになり、映像分析などで二人三脚で共に挑戦してきました。
スロープスタイルとビッグエアの2種目で平昌五輪代表。
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大久保 勇利
本名 :大久保勇利 |
スノーボードは、小学3年生の冬に兄がスノボをやっているのを見て始めました。
中学2年生でプロ資格を取得しています。
翌年のプロ戦モリスポカップで優勝した事をきっかけに、更なる上位を目指し活動を続けて行きました。
緊張感で思うような成果を残せないときもあったようです。
「悔しくて終わるのは嫌だ!」という思いをばねに負けない自分になることを決めました。
2017年4月国内の大会から世界の大会へと進み、国際大会初出場となるFIS世界ジュニア選手権、
ビッグエアーで優勝し、ワールドカップ世界6ヶ国を転戦する権利を獲得、そして平昌オリンピック出場が決定しました。
まとめ
スノーボードは、ギャラリーからすればメジャーなスポーツに見えますが、いざスポンサーを依頼しようとすると門戸は狭いようです。
選手の知名度が上がればスポンサーもスポンサー側から名乗り出てくると思いますが、そこに行くまでが大変な事だろうと思います。
大久保勇利や広野あさみは、クラウドファンディングを立ち上げたようですね。
早くもメダル候補と名前の挙がっている選手います。
華麗な競技を楽しみにしています。